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いつかは足し算なんてできるようになるのですが。

2013.06.29(Sat) | EDIT

幼稚園児への実験です。

例えば「8+7 」の話。

「10の補数」だけを概念に持つ子は、結局「8は10に2たりない。だから2をかりてきて」と、

8+2+7-2 と結局足し算なのに引き算をやっているようです。・・難しそうにする。

でも「5の余数」(造語です。5にいくつあまるか?)感覚を同時に持った子は、

8+7 は 5+3+5+2・・「5と5は10・だから15になる」と自由闊達に数字を捉えて

「かんたんじゃん」といいました。・・導入から勉強って1元的なものだと思わせる。とにかくマルがつくかqら

それではよいの指導は、結局可能性の芽を引っこ抜いているのだと感じました。・・ママさんたち頑張って!
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円周率に思うこと。

2013.05.13(Mon) | EDIT

ゆとり教育の代名詞ともなった「円周率が3.14から3になった」話ですが。

丸いものを造るときの、実用性としては、困っちゃうわけです。大雑把な3で計算しちゃうとタイヤだってびっこになっちゃうし、やかんの蓋だって締まらなくなっちゃいます。・・だからあれはあくまで小学校教育の話。
生産などの現場ではもっと厳密な円周率を使っています。

でも「3」文部科学省は・本当に?と思いました。・・だってあれよりも昔の話ですが(聞いた話です)・
エープリルフールのアメリカの新聞に「円周率が3になった」と載って・・みんなが「そんなばかな」と大笑いしたギャグを文科省は真面目にやっちゃったんですからね。

でも算数の世界では、大騒ぎして元に戻す話でもなかったような気もします。

「計算力が算数である」といった半分間違った感覚を子供たちの中に生み出す事の方が、問題だと思うからです。

「計算には答えは一つしかない」という考えも必要ですが、世の中には実はいろんな答えがあるのだとの考え方を受け入れられない子供も増えてきているからです。冗談のようですが、ある子供から「円周率が3.11になったんだよね」と聞いたことがあるからです。

地球を捉えるときにも、ある時には球として捉えたほうがいいこともあり、でも実は高い山もあるデコボコなんだよと捉えるのがいい時もあります。生きていくには「大体こんなものかな」の感覚が必要なことも多いからです。

いつもの蛇足ですが「遊びも必要です」・・車のハンドルにも遊びがなければ・・ぎゃくに事故を起こしてしまいます。勉強もする・そして遊びもする。どっちがどっちだかわからない。そんな多角的視野を持った元気な子供たちが増えたらいいな、と願うものです。・・今の世の中に求められてくる人材。・ひいては将来子供たちが自分の職業を持つときにその職業に疲れるような人材。・・そんな子供たちを育てていきたいですね。

図式化(視覚化)と読書

2013.05.12(Sun) | EDIT

図式化とインスピレーション・・そして読書
読書の第一段階として、絵を頼りに文章を読ませることは、特に幼児の読書教育に有効であることは知られています。そこでの面白いなと感じさせる導入を行います。
文学的には次の段階において抽象表現の美しさや、文章の言葉遣いの魅力についてうんぬんとの議論もなされるところですが、算数・数学的にはある問題を幾何学的に考える(図式化)ということはインスピレーション推進に大きなプラスとなることがわかりました。
それは原型がはっきりとつかめ、それを自分で変形してみることでさらに発見も多いからです。だから数式で問題が与えられたときにも、それをなんとか図式化してみることで新しい発想のヒントも生まれるのです。
そう言った意味でも、立式化・各々に馴染めるメモ(重要情報の検索能力)・図式化なども重要です。
このような意識は、様々な問題(国語の読解なども含む)に対する取り組みの一つのアプローチ方法として、非常に有効です。

ついでのお話をします。読書については受動性の高い、あるいは完全に受動的なものと捉えている人が多いですが。違います。私は以前から子供たちに「本を読むときにも鉛筆を持て」と指導をしてきました。「本は汚してはいけない」との考えもありますが、これは「むやみに汚してはいけない」というものだと思います。「鉛筆を持って本との会話をしなさいという先生の言葉に従ったら、本との会話ができるようになったよ」というのです。
本に鉛筆で書き込みながら極暑をすると、それはもう会話なのです。マイブックやマイ辞書が出来上がる頃には、いろんな知識や考え方が育ってくるのです。

2013年中学入試分析講演会

2013.03.04(Mon) | EDIT

進学講演会  東大算数研究会

森上先生(森上教育研究所長)を招いて講演会を開催します。
テーマ「2013年中学入試分析と、いま準備できること。」

森上展安先生紹介
「偏差値だけではわからない 塾も学校も教えてくれない 入って得する人気校の選び方」―「中学受験白書2011 首都圏+全国480校」・ 「10歳の選択 中学受験の教育論・中学受験図鑑2008―森上展安が注目する全国500校 (地球の歩き方Books)」・ 「中学受験 入りやすくてお得な学校 (地球の歩き方BOOKS)」・ 「教育時論―中高受験の現在を視る」・「 ホンネで選ぶ有名国立・私立中学ベストガイド 首都圏版―中学受験のプロが厳しく診断」・中学受験のプロが本気で語る有名私立中学「ホンネの選択」 首都圏版等の人気著書と、中学入試分析においては最大の資料分析能力を持つ森上教育研究所所長  ・・中学受験の第一人者ですね。

日時 2013年3月24日 (日曜日)
午前 10:00開場  10:15開演  10:30森上先生講演
11:15質疑応答  終了予定11:50
場所 中野(ZERO)ゼロホール 第1学習室 (参加費無料・予約制)

2013.02.11(Mon) | EDIT

全国世論調査(面接方式)で、「この1か月間に1冊も本を読まなかった人は半数に達した。」とあり、
最近のメール的表現でいうなら「汗・・」を感じました。
でも同時調査で、こうした本離れ傾向を心配する人も3人に2人いたということで、少しはほっとしました。
また「子供に読み聞かせをする人も増えている。」との傾向は一時的な流行でないことに期待したいものです。
子供に対しての「読み聞かせ」子供の能力また人格形成に絶対に有効にはたらくのですから。

私の知っているあるお母さんは、娘さんが生まれたときその娘が小学校に入る前に、近くの図書館にある子供用の図書3000冊を読んであげようと
決心され、それを実践なさいました。その結果(一例を持ってすべてのように語るのはまずいのですが)娘さんは小学校3年生のときに作文で大きな賞をとり誇らしそうな写真と作文が雑誌に掲載されていたのを嬉しく拝見いたしました。そしてその後も優秀にまた順調に成長されています

「読書すること」の有用性について考えて見ます。人は一代で世の中の事象知ることは絶対に不可能です。太古の時代は口伝えにいろんな知識が伝達され、積み重ねられました。(間違いも多かったです)そしてパピルス、活版印刷の時代の流れの中、「本」という存在により、人類が数千年にわたって蓄積された知識を習得することができるようになったのです。そんな意味で「先人の貴重な体験を自分のものとして、人生に生かすことができる。」といったひとつの有用性が考えられます。

新しい情報伝達メディア。テレビやビデオを見ることも無意味とはいいません。子供の話に限っていえばお子さんにそれらを見せているご父母の心の中には「手抜きをしながらもそれが読書へのきっかけになってくれればいいな。」との期待感が存在することが察せられます。
テレビ・ビデオに限って言いますと特殊なものでない限りは、読書との大きな違いが存在します。想像力を発揮する・考えるマイペースな時間を子供たちに与えてやれないことです。読書ほどには自分のイマジネーションにより、頭の中に画像を描く事が出来る能力想像力が育ちづらいということです。
とはいえ、私自身「ドラえもん」は大好きですし自分の子供たちと一緒にテレビ・ビデオ・映画と見てまいりました。そしてそれが子供社会のあり方を教え、またキャラクターへの親近感から「ドラえもんの学習書」などにつながったことを考えるとプラスであったと考えます。
それにしても「ドラエモン」の海外での人気もすごいです。未来の科学力を持つドラエモン・弱虫だけど最後には勇気を振り絞るノビタ・昔はどこにでも
いたガキ大将のジャイアン・ちょっと意地悪なお金持ちのスネオ・かわいらしいシズカちゃん・勉強のできるデキスギ君と世界共通の子供環境だからなのかと考えてしまいます。
若干の脱線ですが、不登校や引きこもりの子供たちの現在と育ち方を研究していますと、受動的にしか生きられないといった傾向が見られ、家でビデオを見ている子供のほうが読書をする子供より数段多い傾向が見られます。
読書が想像力を育てるという因果関係の裏の状態、ビデオを見ていれば考えなくてすむといった逃避状態が見られるのです。

 「読書百遍義 自ずから見る」という諺がありますが、これは一冊の本でも何回も読み返し、又は、月日が経ってからもう一度読み返すと、分からなかった個所や見えなかったものが、「分かったり」「見えたり」してくるといった意味の諺です。
以前本誌に「中学生ごろの成長過程で重要なのは親で先生で、良書である」と書いたことがありますが、子供たちを研究する過程でますます強く感じています。
「読書は心のおしゃれです。」というjコピーを見たことがありますが、事実読書には心を育てる深い味わいと教養が存在します。一般に悪書といわれる本も存在しますが、それらを自己完成のできていない時期に読む弊害でしょう。でも良書を多く読みこなしてきた時期には悪書・良書を見極められるまた新しい賢明が育ったと考えられます。

以前本書で「長文読解の薦め」といった原稿を拝見し、感銘したのですが、国語学的な解釈は専門家にお任せし、科学者の見地から長文読解について考えて見ます。まずは長文の定義から。子供たちは1歳にもなると絵本に興味を示します。そして3・4歳になると言葉と文字の関係性がわかるようになり早い子はひらがなを自分で読めるようになります。(まだ音読しかできません・読み聞かせの重要な時期でもあります)。小学校入学前になると早い子は自分ひとりでも絵本を読めるようになります(成長による個人差の大きな時期なので、できなくてもあせる必要はありません)。そして小学生低学年ですが、早い子はもう絵のない本を読み始めます。(私の相談を受けたハーフの女の子の小学1年生は私が日本人のお母さんとお話をしている傍らで岩波新書を読んでいたのに驚きました。読解能力があることにもですが、1年生がそのような本に興味を持つことについてです)。そして中学受験、高校受験、大学受験と続くわけですが長文読解といわれるものとの付き合いが始まるのです。
この時期の特に受験における長文読解能力は、その受験校(特に理科系)に入って授業についていくために不可欠な読解力を問うというよりは、
ますます進むコンピュータ社会で、コンピュータは情報の記憶と演算処理能力については人よりはるかに優れているわけですから、それを使い、対応していくためには、たとえばデカルトが「われ考え、ゆえにわれあり」と指摘したような人間の存在価値をわかり、思考し判断する能力を持つことが必要であり、それら基礎力の判定基準になりやすいものであるからと考えます。とはいえ確認してみると作者の本意でないところに正解があったりもする受験の長文読解は不思議だと考えるのは、学生時代に長文読解に苦しんだ私の・・・でしょうか。

ここでは基本的な物の見方、考え方を学ぶうえで参考になると思われる書物のうちから、私の周りの多くの理科系の人たちが小青年時期に読んで大きな影響を受けたという著書を紹介します。 そのひとりは、寺田寅彦先生(昭和10年没)です。文豪、夏目漱石先生の門下として文学を愛し、さらに自然および社会を科学の目を通して独特なで著述をされた物理学者です。氏の著は有名で受験問題や教材としての引用例も多いことからの推薦書です。
もうひとりは、やっぱり中谷宇吉郎(昭和37年没)です。寺田の門下としてその影響を多分に受け、特に雪の研究では著名です。氏の著も受験問題や教材に多く引用されています。
中谷宇吉郎先生が有名にしたのにこんな話があります。終戦の頃までは、毎年立春になると卵の立った写真が新聞紙上に掲載されていたようですが、これは、卵は立春以外は立たないものと皆が信じていて、これを疑うものはいなかったからです。彼はこのような風習に対し、卵は立つための物理的条件が満たされるならば、いつでも立つことを実証して見せたのです。その翌年から、立春の日に卵の写真が紙上から消えたことは言うまでもありません。
小学校の高学年にもかなり難しいかもしれませんがぜひ一読をお勧めしたいものです。
あと小学校低学年に読んでほしい本はシートン動物記とファーブル昆虫記です。小さな科学者になった心がわくわくするはずです。
大人になると履歴書を書くことが何度かあると思うのですが、その「趣味」の欄に、書く人の割合ですが私の研究所の小さなデータによると、急激に減ってきています。以前ですと履歴書審査を行う人にとっては妥当な回答だったのですが。
趣味の選択肢が広がったこともこの一要因でしょうが、過去の「文学青年」といった言葉も使われなくなりそのイメージもなくなったからではないかと考えます。
読書は現実逃避の世界でもあり、自分を勇気づける手段でもあり、人を成長させる道具でもあります。
本を読みましょう。きっかけは勉強のためでもいいし、趣味であってもいいし、暇つぶしのため、または睡眠薬代わりでもいいのです。

プロフィール

科学の先生

Author:科学の先生
KIS科学研究所所長・元算数オリンピック委員・○○大学特命教授 子供数理教室主催
http://kismit.jp

スマホホームページは
http://kismit.jimdo.com/

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