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オリエンテーション式指導法

2013.02.02(Sat) | EDIT

オリエンテーション式指導法
これは事前全体把握の意味合いからとりあえずはとこのように呼んでいるといったものです。昨年一年だけのデータなのですがかなり学習効果の高かった指導法の一つなのでここで初めて紹介いたします。
これは学習の最初にこれから学んでいくのは大体こんなことだと「おぼろげな設計図」を子ども達に見せてから、指導を始めることである。このように学習を始める事により効率が何倍も高まります。
またそれを学ぶことが今後の人生にどのようなプラスをもたらすのかを話してやり自分自身の身の回りの事と関連付けてやることも興味のエネルギー誘発に結びつき、結果的に学習効率を高めることとなるのです。
この「おぼろげな設計図」を子ども達に見せてやることは、1年分の大河ドラマを数時間のダイジェスト版に編集するのにも似て、指導者にとっては確かに難問であり、指導者の経験力量が問われる所となってきます。
昔から国家間では領土、また個人間でも土地の所有についての問題が多くおきてきました。そんな現実的な問題の解決法として、合理的な幾何学を用いた等積変換が考えられたわけですが、小学校ではおなじみの三角形の面積は違った形の三角形であっても底辺と高さが同じであれば(底辺×高さ÷2)面積は同じであると学習します。
そして高校生で学ぶ積分の導入ではナイル川の氾濫の話を使うことはよく耳にします。でも極端には小学生に対して数式は当然に使用しないで、このような話を今後の学習の「おぼろげな全体像」を見せてやることは可能であろうと考えるのです。
逆に高校生になったときの子ども達を考えますと、小学校・中学校の時期にこのあたりの概念が構成されていない場合に落ちこぼれているケースが多く見られます。
これは「わかること」と「できること」を混同した教育の弱点ではないかと考えます。
非常に難しい部分なのですがペーパーテストで「できること」を確認して「分かっているからできたのであろう」という解釈には多々誤認も存在するからです。
(本当のわかること)概念なくして小手先のテクニックで解けちゃう問題も結構ありますからね。
話を戻し、中学受験レベルの問題に対峙している子ども達に「おぼろげな全体像」を見せてやり、効果を上げるという手法は十分に可能でした。
これは初めての所に旅行に行くにあたって、事前に予備知識を携えていくことでより合理的に旅行が楽しめる。またそこの概略図でもあれば理想的なルート設定も可能となるということです。その旅先で有名な史跡を見た時もそうである。「なんだろうこの古ぼけた・・・」と曖昧に覗くのではなく、「へー。これが何々時代の誰それの・・」と興味深く印象付けられ人生に深みを増す。また正確な記憶喚起の為のキーワードを得たことにもなるのです。
このインパクトの強い状態とは交感神経が活性した状態であり記憶を明確にする。若干浮いた話となってしまいますが、初恋の彼女(彼氏)を記憶していて2人目3人目となるとそれほどでもない事にも似ています。
意識を集中させ「よしがんばるぞ」と構えている子ども達に短時間にこれから大体こんなことを学習していくのだとの全体像を見せてやることで学習効果を上げるのは、ちらっとだけ出来上がり図を見せてからジグソーパズルに取り組ませることにも似ています。
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科学の先生

Author:科学の先生
KIS科学研究所所長・元算数オリンピック委員・○○大学特命教授 子供数理教室主催
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